食品添加物 パンの話

私は結構気にしてるんですが、ほとんど気にも留めないという方がけっこういらっしゃるようなので、ちょっと書いておきます。

とりあえず有名なところでパンの話から。

臭素酸カリウムという添加物があります。小麦粉改良材として機能しますが、発ガン物質です。

1992年にWHOの関連機関から、「小麦粉改良材として使用するのは不適当」というお墨付きがでました。発ガン物質だからです。

国際的には、EU、カナダ、ブラジル、ペルー、ナイジェリア、中国で使用禁止です。日本では1982年にパン以外の使用は禁止されましたが、厚生省が使用自粛要請しています。アメリカと似たような状況です。中国でも禁止なのに…

それを受けて、現在ほとんどのメーカーがビタミンCを代用につかっていますが、1社だけ堂々と臭素酸カリウムを使い続けていた大手メーカーがあります。ヤマザキ製パンです。

2004年から食パンを中心に臭素酸カリウムを投入。超芳醇とか有名なやつです。「使わないで!」と言われてるのに、ものすごい努力して、製パンした後に臭素酸カリウムがほとんど残留しないことを調べる方法を開発できたからです。そんなことに努力するの!?

しかし2008年に「ヤマザキパンはなぜカビないのか?」という書籍がでた後、臭素酸カリウムの使用が大幅に減り、あの有名なランチパックだけになりました。ちなみにこのランチパックは全国の大学生協では取り扱い禁止でした。2014年2月に使用を中止したようで、今はこの添加物を使用していないようです。ちなみに、カビにくいのと臭素酸カリウムはなんの関係もありません。

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他の大手パンメーカーはビタミンC に切り替えているのになぜそこまで臭素酸カリウムにこだわるのか?理由の一つとしてあげられているのは国産小麦粉を使うから。国産の小麦粉はパン原料に向きません。すっごいマズイものができあがります。それがすっごくふわふわの美味しいパンになるんだから、ほとんどゼロに近い数値の臭素酸カリウムという発ガン物質など気にしてどうするんだ?という論調もありますが、わたしはどうも…

臭素酸カリウムは使用されていませんが、ヤマザキは圧倒的に他社より添加物の量が多く、ネットで調べた不確かな情報ではありますがどうも会社方針としてやっているようです。微量なら関係ないだろうという考え方もあるかもしれませんが、私はヤマザキパンの製品は一切買わないことにしています。

菓子パンや惣菜パンが大好きで毎日食べないと気がすまない方が結構いらっしゃいます。そんな粗悪なものを食べていたら内臓が弱り、体力が落ち、原因不明の頭痛、めまい、肩こり、腰痛が発症してもおかしくないな?と思いながら施術しています。

健康の基本は食事、睡眠、運動の3つです。これらは自分自信でコントロールするしかありません。危険な食べ物から体をを守るのは自分自信しかいないのです。

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ヤマザキはVie DE Franceというブランドでも展開しています。